“正公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しやうこう50.0%
しょうこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『始めからさううまい訳には行かないぢや……』笑つて見せて、『けれど、正公しやうこう成長おほきくなつたし、定公さだこうも学問が出来るから、おていさん、もう安心なもんぢゃ。これからはらくが出来る』
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)
わしは登記役場に出てから、三年目になりやすよ。馬流まながし正公しょうこうは私よりか前に奉職して、それで私と給料が同じだもんだで、大層口惜しがってね。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)