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権守
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ごんのかみ
ふりがな文庫
“
権守
(
ごんのかみ
)” の例文
「いずれそうよ、出処は
確
(
たしか
)
なものだ。川尻
権守
(
ごんのかみ
)
、
溝中
(
どぶのなか
)
長左衛門ね、
掃溜
(
はきだめ
)
衛門之介などからお
下
(
さが
)
り遊ばしたろう。」
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
武芝は旧家であつて、累代の恩威を積んでゐたから、当時中〻勢力のあつたものであらう、そこへ
新
(
あらた
)
に
権守
(
ごんのかみ
)
になつた興世王と新に
介
(
すけ
)
になつた経基とが来た。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
その故はこの人平治の逆乱によりて都の内に住み兼ねて東国へ落ち下り
相模国
(
さがみのくに
)
の住人
海老名
(
えびな
)
の源八
権守
(
ごんのかみ
)
季貞と都にて芳心したりし事ありける間この宿所を頼みてゐたりける。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
そうして縁へ両手をつくと、
端近
(
はしぢか
)
にいた高坂出羽
権守
(
ごんのかみ
)
の耳へ、何やらヒソヒソ囁いた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
押領使
(
おうりょうし
)
だの、
権守
(
ごんのかみ
)
だのなんだの、かんだのと、任命されて、任地へ下って行った役人共は、みんな、中央から呼びをかけても、口実を作って、都へ帰って来ねえのが、大部分だというじゃねえか。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
女は、
中宮
(
ちゅうぐう
)
仕えの
少弁
(
しょうべん
)
ノ
局
(
つぼね
)
といい、伊賀の
権守
(
ごんのかみ
)
橘
(
たちばな
)
ノ
成忠
(
なりただ
)
の娘だった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“権守”で始まる語句
権守殿
権守宗重