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椽大
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てんだい
ふりがな文庫
“
椽大
(
てんだい
)” の例文
この公道を代表する「順天時報」の主筆
牟多口氏
(
むだぐちし
)
は半三郎の失踪した翌日、その
椽大
(
てんだい
)
の筆を
揮
(
ふる
)
って
下
(
しも
)
の社説を
公
(
おおやけ
)
にした。——
馬の脚
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
一体馬琴は史筆
椽大
(
てんだい
)
を以て称されているが、やはり大まかな荒っぽい軍記物よりは情緒細やかな人情物に長じておる。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
矧
(
まして
)
や逍遙子は古人にあらざるを以て、その一旦擲ちたる
椽大
(
てんだい
)
の筆を、再びとり上ぐることを得べきをや。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
天に逆らい再挙を計ることを、詩仙ミルトンが
椽大
(
てんだい
)
の筆を
揮
(
ふる
)
って
描
(
えが
)
いている。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
椽大
(
てんだい
)
の筆を
揮
(
ふる
)
ってるじゃないか、時どき雑誌で拝見するよ
雨夜続志
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
けれども大久保湖州の名は未だ彼等の
椽大
(
てんだい
)
の筆に一度たりと
雖
(
いへど
)
も上つたことはない。彼等は皆彼等の職に甚だ忠なる批評家である。或は
聊
(
いささ
)
か彼等の職に忠過ぎる
憾
(
うら
)
みさへあるかも知れない。
大久保湖州
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
椽
漢検1級
部首:⽊
13画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“椽”で始まる語句
椽
椽側
椽先
椽端
椽木
椽鼻
椽配
椽前
椽台
椽境