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棚卸
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たなおろ
ふりがな文庫
“
棚卸
(
たなおろ
)” の例文
昨日
(
きのふ
)
は一日、芝で古道具屋をしてゐる叔母の處へ行つて、
散々
(
さんざ
)
ツぱら姉の
棚卸
(
たなおろ
)
しや、自分の
自惚
(
のろけ
)
やら愚痴やら並べて、其晩
寄席
(
よせ
)
へ連出したことも確である。
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
昨夜は
棚卸
(
たなおろ
)
しで、店の方がやけに忙しかつたので、氣になりながら四五日此方は見廻り兼ねて居りました。今朝暗いうちに使が來て、本當に驚いて了ひました。
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
また役所などで上官が代れば部下の者が後任者を迎うるに前任者の
棚卸
(
たなおろ
)
しをもってするは常にあることで、それほど
宜
(
よ
)
くなければ交替前に何ゆえに前任者に注意しなかったかと思えば
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
子供は正直だから、寄ってたかって米友の
身体
(
からだ
)
の
棚卸
(
たなおろ
)
しをしてしまいます。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
銭湯で出逢うお
神
(
かみ
)
さんや娘達の
棚卸
(
たなおろ
)
しの続きらしかったが
D坂の殺人事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
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と口真似まじりに
棚卸
(
たなおろ
)
しをした。しかし八千代さんは
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「まア、内證話? 私の
棚卸
(
たなおろ
)
しなんか嫌ですよ」
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“棚卸(棚卸資産)”の解説
棚卸資産(たなおろししさん、en: inventory)は、会計用語の一つで、販売目的と何らかの形で結びついている財、またはサービスを指す。有形のものもあり、無形のもの(サービスなど)もある。販売を意図して保有しているものも、そうでないものもある。正常営業循環基準により、必ず流動資産となる。
(出典:Wikipedia)
棚
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
卸
常用漢字
中学
部首:⼙
9画
“棚”で始まる語句
棚
棚引
棚曳
棚下
棚機
棚村
棚寝床
棚曝
棚倉
棚田