林羅山はやしらざん)” の例文
かの林羅山はやしらざんの如きも、既に煙癖があったと見えて、その文集の中に佗波古たばこ希施婁きせるに関する文章が載っており、またその「莨菪文ろうとうぶん」の中に
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
林羅山はやしらざんや平山子龍なども、断片的な論賛ろんさん逸事などを誌しているが、彼の生涯を補足する足しになるほどな文字はない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして慶長十二年(一六〇七)には、ついに林羅山はやしらざんを召し抱えるに至った。家康がキリシタン弾圧を始めたのは、それより五、六年後のことである。
徂徠は林羅山はやしらざん出でて後幕府の指定した宋儒朱氏程氏の学説に疑を抱きこれを排斥して専らみんの復古学を主張し、その才学と豪邁ごうまいの気性とはく一世を風靡ふうびするに至った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
徳川時代初期の学者林羅山はやしらざんは、このことを論じて、言っている。
林羅山はやしらざん曰く
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
苦学して、江戸に出、林羅山はやしらざんにまなび京の縉紳しんしんにまで知られた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
林羅山はやしらざんは、『神武天皇論』を著わし
林羅山はやしらざん開化かいか天皇論