杉戸すぎど)” の例文
杉戸すぎどてゝ店へ往って寝てしまいましたが翌日になって見ると、まさか死ぬにも死なれず、矢張やっぱり顔を見合せて居ります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
梯子段はしごだんあがると、廊下らうか片側かたがはかほあらなが便所べんじよ杉戸すぎどがあり、片側かたがはには三でふと六でふ座敷ざしき三間みまほど、いづれもきやくがあるらしくつたふすまそとにスリツパがてゝある。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
種々いろ/\心に思って居ると、杉戸すぎどを明けて
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)