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木履
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きぐつ
ふりがな文庫
“
木履
(
きぐつ
)” の例文
見卸せば、ペツポのをぢ例の
木履
(
きぐつ
)
を手に
穿
(
は
)
きて、地上にすわり居たり。この人にかく近づきたることは、この年頃絶てなかりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
にんじんは、
面白
(
おもしろ
)
がっている。例の
隅
(
すみ
)
っこにしゃがんで、盲人の
木履
(
きぐつ
)
を眺めている。それがだんだん
溶
(
と
)
けて行くのである。そして、そのまわりには、もう、
溝
(
みぞ
)
が描かれている。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
あるは、
木履
(
きぐつ
)
を
曳
(
ひ
)
き惱み、あるは
徒跣
(
はだし
)
に
音
(
ね
)
を
竊
(
ぬす
)
み
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
歌楽し、鳴らす
木履
(
きぐつ
)
に……
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
マルチノ思ひ定めかねて、僧たちと
謀
(
はか
)
らんとて
去
(
いぬ
)
る折柄、ペツポのをぢは例の
木履
(
きぐつ
)
を手に
穿
(
は
)
きていざり來ぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
すると、もう子供たちがやって来て、
鐉
(
かけがね
)
をゆすぶっている。下のほうをこじ
開
(
あ
)
けようとする。はじめは遠慮がちに、だが、しまいには、いまいましそうに、
木履
(
きぐつ
)
で
蹴
(
け
)
り散らす。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
あるは、
木履
(
きぐつ
)
を
曳
(
ひ
)
き悩み、あるは
徒跣
(
はだし
)
に
音
(
ね
)
を
窃
(
ぬす
)
み
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
かろき
木履
(
きぐつ
)
のすががき。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
溜息を
吐
(
つ
)
く。急に逃げ出す。四つの
木履
(
きぐつ
)
を空まで鳴り響かせ、やがて消え
失
(
う
)
せる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
“木履”の意味
《名詞》
木製の履き物。
下駄。
ぽっくり。女児向けの下駄。
(出典:Wiktionary)
“木履(ぽっくり下駄)”の解説
ぽっくり下駄(ぽっくりげた)は下駄の一種である。ぽっくり、木履(ぼっくり)、こっぽり下駄、おこぼ、ぽっくりこ等々、呼称は地方や時代によって異なる。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
履
常用漢字
中学
部首:⼫
15画
“木履”で始まる語句
木履型