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ふくも
ふりがな文庫
“
服喪
(
ふくも
)” の例文
「陰気なと申されたが、しかし御家中の
服喪
(
ふくも
)
は、すでに明けておるはず。しかるに、なぜ今年も足利家では、門松をお立てなさらんのか」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ましてご
服喪
(
ふくも
)
の折、野駈けに出て、洛外で密談に寄り合うなどはまずいでしょう。……それよりは新田と二人で、こよいひそかに御所へ
参
(
さん
)
じまする。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
宮中には
服喪
(
ふくも
)
ノ令が出て、一切の慎みが守られ、市中にも数日の鳴物
停止
(
ちょうじ
)
が令せられた。——ご病中だった皇后の
禧子
(
よしこ
)
がおなくなりになったからである。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
十二
刻
(
とき
)
(一昼夜)の
御別行
(
ごべつぎょう
)
(
服喪
(
ふくも
)
)だけでも、このさい過分至極なのに、もしお体にでもさわっては一大事ですし、また、陣中どことなく
銷沈
(
しょうちん
)
のていにもござります。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「……はてな」と見まわして「
服喪
(
ふくも
)
は一年、先代
貞氏
(
さだうじ
)
の
喪
(
も
)
なら、もう明けているはずだが」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
『御主君の
服喪
(
ふくも
)
にある
其許
(
そこもと
)
に、こう酌いだら、悪かろうな、よそうか』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“服喪”の意味
《名詞》
服喪(ふくも)
身内に亡くなった者が出た際に、喪に服すること。
(出典:Wiktionary)
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
“服”で始まる語句
服装
服
服裝
服部
服膺
服従
服紗
服飾
服從
服織