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月明
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つきあきら
ふりがな文庫
“
月明
(
つきあきら
)” の例文
その晩は例の竹が、枕元で
婆娑
(
ばさ
)
ついて、寝られない。
障子
(
しょうじ
)
をあけたら、庭は一面の草原で、夏の夜の
月明
(
つきあきら
)
かなるに、眼を
走
(
は
)
しらせると、垣も
塀
(
へい
)
もあらばこそ、まともに大きな草山に続いている。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
オヤと
思
(
おも
)
つて、
窓外
(
まどのそと
)
を
眺
(
なが
)
めると、
今宵
(
こよひ
)
は
陰暦
(
いんれき
)
の十三
夜
(
や
)
、
月明
(
つきあきら
)
かなる
青水
(
せいすい
)
白沙
(
はくしや
)
の
海岸
(
かいがん
)
には、
大佐
(
たいさ
)
の
部下
(
ぶか
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は、
晝間
(
ひるま
)
の
疲勞
(
つかれ
)
を
此
(
この
)
月
(
つき
)
に
慰
(
なぐさ
)
めんとてや、
此處
(
こゝ
)
に
一羣
(
ひとむれ
)
。
彼處
(
かしこ
)
に
一群
(
ひとむれ
)
、
詩吟
(
しぎん
)
するのもある。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“月明”の意味
《名詞》
明るい月。また、その月光。月明かり。
(出典:Wiktionary)
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
“月明”で始まる語句
月明石