“月小夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ツキサヨ50.0%
つきさよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其は、順序は此と逆ではあるが、月小夜ツキサヨといふ名が、曾我狂言に入つたと同じ径路を持つたものと考へられる。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
侍女月小夜ツキサヨを語らうて、一日に七度迄も、懸想文を送る。若は果は困じて、簾中に隠れてしまふ。
愛護若 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「山賊や猟師の娘に月小夜つきさよだの小石姫だのがあって溜るもんか。月小夜姫は菊川で殺された俊基朝臣としもとあそんの娘さ。蛇身鳥だってあの坊主のは間違っている。猟師の女房じゃなくてやはり俊基朝臣の怨霊さ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)