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更衣
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かうい
ふりがな文庫
“
更衣
(
かうい
)” の例文
其れ
夕飯
(
ゆふはん
)
よ、其れ顔洗ふ湯をとれ、と台所を
犇
(
ひし
)
めかして、夜会の時間は午後八時、まだ時もあれど用意は早きが宜しと、早速
更衣
(
かうい
)
にかゝりぬ。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
たとえば冒頭の「いづれの
御時
(
おほんとき
)
にか、
女御
(
にようご
)
更衣
(
かうい
)
あまたさぶらひ給ひけるなかに」云々の語法は、今もなお上品な
物言
(
ものいい
)
の婦人に用いられている。
『新訳源氏物語』初版の序
(新字新仮名)
/
上田敏
(著)
子爵
(
ししやく
)
の
君
(
きみ
)
最愛
(
さいあい
)
のおもひ
者
(
もの
)
など、
桐壼
(
きりつぼ
)
の
更衣
(
かうい
)
めかしき
優
(
や
)
さ
形
(
がた
)
なるが、
此奧方
(
このおくがた
)
の
妬
(
ねた
)
みつよさに、
可惜
(
あたら
)
花
(
はな
)
ざかり
肺病
(
はいびやう
)
にでもなりて、
形見
(
かたみ
)
の
止
(
とゞ
)
めし
令孃
(
ひめ
)
ならんには、
父君
(
ちヽぎみ
)
の
愛
(
あい
)
いかばかり
深
(
ふか
)
かるべきを
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“更衣”の意味
《名詞》
更 衣(こうい、ころもがえ)
衣服を着替えること。ころもがえ
(歴史)天皇の后妃、女官のひとつ。女御の下。天皇の衣替えを司る役から。
(出典:Wiktionary)
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“更衣”で始まる語句
更衣亭
更衣所
更衣腹