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更紗模様
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さらさもよう
ふりがな文庫
“
更紗模様
(
さらさもよう
)” の例文
しかし
不思議
(
ふしぎ
)
なことに、そのあくる
年
(
とし
)
からこの
山
(
やま
)
には、
美
(
うつく
)
しい
更紗模様
(
さらさもよう
)
のついたちょうが、たくさん
谷
(
たに
)
から
出
(
で
)
てきました。
日がさとちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
甲野さんは
椅子
(
いす
)
の背に
倚
(
よ
)
りかかって、この楽天家の頭と、
更紗模様
(
さらさもよう
)
の
襟飾
(
えりかざり
)
と——襟飾は例に
因
(
よ
)
って襟の途中まで浮き出している。——それから親譲の
背広
(
せびろ
)
とをじっと
眺
(
なが
)
めている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ただ緑と
赭
(
あか
)
の地色の上に染め出された
更紗模様
(
さらさもよう
)
のように混雑してしまっている。
病室の花
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
時々あの忌わしい
烏羽揚羽
(
うばあげは
)
が、何十羽となく群を成して、気味の悪い
更紗模様
(
さらさもよう
)
を織り出した事があるそうですが、新蔵はもう体も心もすっかり疲れ果てていましたから、その不思議を不思議として
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
紗
漢検準1級
部首:⽷
10画
模
常用漢字
小6
部首:⽊
14画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“更紗”で始まる語句
更紗
更紗縮緬
更紗形
更紗染
更紗玉
更紗木綿
更紗染屋
更紗蒲団