“暮近”の読み方と例文
読み方割合
くれちか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前はうねから畝へ花毛氈はなもうせんを敷いた紫雲英の上に、春もやゝ暮近くれちかい五月の午後の日がゆたかににおうて居る。ソヨ/\と西から風が来る。見るかぎり桃色ももいろさざなみが立つ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今やおそしと待居たり既に其暮近くれちかき頭一人足輕あしがる八ツ字蔦じつたと云字の目引めひきこん看板かんばんたる者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)