時価じか)” の例文
これ一箇だけでも時価じか百五十万円はするといわれていた(このダイヤは、あるとうと仏像ぶつぞうからはずした物だといううわさもあった)。
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
が、家宅捜索かたくそうさくをすると、時価じか概算がいさん億円おくえん相当そうとうする金塊きんかい白金はくきん、その地金ぢがね居室きょしつ床下ゆかしたから発見はっけんされたため、ついにつつみきれずして、刈谷音吉かりやおときち毒殺どくさつのてんまつを自供じきょうするにいたつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)