“日本紙（にほんし）” の例文

茶色（ちゃいろ）の表紙（ひょうし）に青いとじ糸を使い、中の紙（かみ）も日本紙（にほんし）で片面（かためん）だけに字（じ）をすったのを二つ折（お）りにして重（かさ）ねとじた、純日本式（じゅんにほんしき）の読本（とくほん）でした。

くまと車掌 (新字新仮名) ／ 木内高音(著)

坊（ばう）さんは日本紙（にほんし）を横綴（よことぢ）にした帳面（ちやうめん）を繰（く）り開（ひら）きながら、出（で）て来（き）て

吾妻橋 (新字旧仮名) ／ 永井荷風、永井壮吉(著)

“日本紙”の意味

《名詞》
日本紙 （にほんし）

楮や三椏などの靱皮を原料として、手漉きなどの日本古来の製法で作られた紙。和紙 参照。
(出典:Wiktionary)

“日本紙（和紙）”の解説

和紙（わし/わがみ）は、日本古来の紙。欧米から伝わった洋紙（西洋紙）に対して、日本古来の以下の原料などで漉かれた紙を指す。日本紙と同義。

麻

楮（こうぞ）

三椏（みつまた）

雁皮（がんぴ）

檀（まゆみ）

苦参（くじん）

フキ

マニラ麻
(出典:Wikipedia)

日	常用漢字 小１ 部首:⽇ 4画
本	常用漢字 小１ 部首:⽊ 5画
紙	常用漢字 小２ 部首:⽷ 10画