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旅宿
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りょしゅく
ふりがな文庫
“
旅宿
(
りょしゅく
)” の例文
そして、
旅宿
(
りょしゅく
)
に二人
附添
(
つきそ
)
つた、
玉野
(
たまの
)
、
玉江
(
たまえ
)
と云ふ女弟子も連れないで、一人で
密
(
そっ
)
と、……
日盛
(
ひざかり
)
も
恁
(
こ
)
うした身には苦にならず、
町中
(
まちなか
)
を見つゝ
漫
(
そぞろ
)
に来た。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
かれこれするうちに
辻
(
つじ
)
は次第に人が散って、日中の鐘が鳴ると、遠くから来た者はみな
旅宿
(
りょしゅく
)
に入ってしまった。
糸くず
(新字新仮名)
/
ギ・ド・モーパッサン
(著)
ロロー殿下の
旅宿
(
りょしゅく
)
の問題で、長良川博士は、ドン助教授や三千夫少年に、一体どうするかと相談をした。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
が、その後平岡の
旅宿
(
りょしゅく
)
へ尋ねて行って、座敷へも這入らないで一所に外へ出た時の、容子から言語動作を眼の前に浮べてみると、どうしても又最初の判断に戻らなければならなくなった。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
程なく大原家の話し声
罷
(
や
)
みて二、三の人のドヤドヤと表へ出でたる様子、月の光りに
透
(
すか
)
し見れば大原が叔父と叔母とを送りて以前の
旅宿
(
りょしゅく
)
へ行くらしし。お登和嬢は顔見られじと門の内に隠れぬ。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
多分その大船に
居
(
お
)
るであろうと人々のいうにまかせ、取急ぎ新潟へまいりまして、
旅宿
(
りょしゅく
)
にて船の様子を尋ねて
居
(
お
)
ると、こう/\いう奴の勧めに従い、
二人
(
ににん
)
の舟人を雇うて沖へ乗出したところが
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文「全くお町の成れの果ではないか知らん、
旅宿
(
りょしゅく
)
で見た
短冊
(
たんざく
)
といい、今また此の歌といい、
何
(
ど
)
うもお町らしい、お町であってくれゝば
何
(
ど
)
れ程嬉しかろう、神よ仏よ、早く
此処
(
こゝ
)
に居合す人に逢わせ給え」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
旅
常用漢字
小3
部首:⽅
10画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“旅宿”で始まる語句
旅宿屋
旅宿代
旅宿花
旅宿住居