“擵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こす75.0%
さす25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何んだろうとのぞいて見るとお勝さんが、疑いを掛けたその裏長屋の泥棒猫をつかまえて、コン畜生、々々といって力任せに鼻面はなづらを板のこすり附けております。
グリフォンはすわみ、兩眼りやうがんこすつて、えなくなるまで女王樣ぢよわうさま見戍みまもり、それから得意とくいげに微笑ほゝゑみました。『なん滑稽こつけいな!』とグリフォンは、なか自分じぶんに、なかあいちやんにひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
若い経営主は紫色の花だけ眼のように涼しく開けて、葉はまだ閉じて眠っているポインシャナのくさむらを靴の底でいじらしそうにさすりながら、こう云った。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)