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擵
ふりがな文庫
“擵”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こす
75.0%
さす
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こす
(逆引き)
何んだろうと
窺
(
のぞ
)
いて見るとお勝さんが、疑いを掛けたその裏長屋の泥棒猫を
捉
(
つか
)
まえて、コン畜生、々々といって力任せに
鼻面
(
はなづら
)
を板の
間
(
ま
)
へ
擵
(
こす
)
り附けております。
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
グリフォンは
坐
(
すわ
)
り
込
(
こ
)
み、
兩眼
(
りやうがん
)
を
擵
(
こす
)
つて、
見
(
み
)
えなくなるまで
女王樣
(
ぢよわうさま
)
を
見戍
(
みまも
)
り、それから
得意
(
とくい
)
げに
微笑
(
ほゝゑ
)
みました。『
何
(
なん
)
と
滑稽
(
こつけい
)
な!』とグリフォンは、
半
(
なか
)
ば
自分
(
じぶん
)
に、
半
(
なか
)
ば
愛
(
あい
)
ちやんに
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
擵(こす)の例文をもっと
(3作品)
見る
さす
(逆引き)
若い経営主は紫色の花だけ眼のように涼しく開けて、葉はまだ閉じて眠っているポインシャナの
叢
(
くさむら
)
を靴の底でいじらしそうに
擵
(
さす
)
りながら、こう云った。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
擵(さす)の例文をもっと
(1作品)
見る
擵
部首:⼿
18画
“擵”のふりがなが多い著者
ルイス・キャロル
高村光雲
岡本かの子