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擦傷
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かすりきず
ふりがな文庫
“
擦傷
(
かすりきず
)” の例文
「それはいけない、大いにいけない、
擦傷
(
かすりきず
)
から大事になる、
膏薬
(
こうやく
)
、膏薬、膏薬をお張り。……彦兵衛さんや、出しておあげ」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
首に一ヶ所頭の真中に大傷其処此処に
擦傷
(
かすりきず
)
等数多あり、
咽
(
のど
)
に
攫
(
つか
)
み潰せし如き傷○衣類大名縞
単物
(
ひとえもの
)
、二タ
子唐桟
(
ことうざん
)
羽織但紐附、紺博多帯、肉シャツ、下帯、白足袋
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
又右衛門は
擦傷
(
かすりきず
)
を受けただけである。四十一歳で死んだというが、鳥取藩私史と渡辺家記とから考えると後まで城内深く留めておいたものらしい。墓は鳥取市外の玄忠寺にある。
鍵屋の辻
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
駕籠の傍へ手をついたのは、なるほど、九死一生と見えて髪は乱れ、白い着物は裂け、身体じゅう
突傷
(
つききず
)
だの
擦傷
(
かすりきず
)
だので
惨憺
(
さんたん
)
たるもので、その上に右の片腕が一本無い男であります。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「はい、アノ、あちこち
擦傷
(
かすりきず
)
を……」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“擦傷”の意味
《名詞》
擦りむいてできた皮膚の傷。かすりきず。
摩擦してできた表面の傷。また摩擦して傷をつけること。
(出典:Wiktionary)
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
傷
常用漢字
小6
部首:⼈
13画
“擦”で始まる語句
擦
擦違
擦剥
擦付
擦合
擦寄
擦過傷
擦抜
擦硝子
擦切