“突傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つききず80.0%
つきゝず20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
変だと思ってなおよく見ると、どうやら背中に刃物の突傷つききずがあるらしく、水死人にしては水も含んでいない様な鹽梅あんばいなのだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ハンズは腿に受けた血の出ている大きな突傷つききずを繃帯し、そして、少しばかり食べ、ブランディーをまた一口二口飲むと、彼は目に見えて元気づき、前よりはまっすぐにも坐り
飯島の方へはお目附が御検屍ごけんしに到来して、段々死骸をあらため見るに、脇腹に槍の突傷つきゝずがありましたから、源次郎如き鈍き腕前にてはても飯島を討つ事はかなうまじ、されば必ず飯島の寝室ねまに忍び入り