突傷つききず)” の例文
変だと思ってなおよく見ると、どうやら背中に刃物の突傷つききずがあるらしく、水死人にしては水も含んでいない様な鹽梅あんばいなのだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ハンズは腿に受けた血の出ている大きな突傷つききずを繃帯し、そして、少しばかり食べ、ブランディーをまた一口二口飲むと、彼は目に見えて元気づき、前よりはまっすぐにも坐り
駕籠の傍へ手をついたのは、なるほど、九死一生と見えて髪は乱れ、白い着物は裂け、身体じゅう突傷つききずだの擦傷かすりきずだので惨憺さんたんたるもので、その上に右の片腕が一本無い男であります。
突傷つききずが出来ました」
些細な事件 (新字新仮名) / 魯迅(著)