どす)” の例文
尻餅しりもちく様に、捨てる様に下ろす。下ろすのではない、荷が下りるのである。どすと云ふはづみに大切の水がぱつとこぼれる。下ろすのも厄介だが、また担ぎ上げるのが骨だ。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
夜の二時頃、枕辺まくらべ近くどすと云った物音ものおとに、余は岸破がばね起きた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)