“撞突”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たうとつ50.0%
つつ25.0%
とうとつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その革命は内部に於て相容れざる分子の撞突たうとつより来りしにあらず。外部の刺激に動かされて来りしものなり。革命にあらず、移動なり。
漫罵 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
其の考へが高じて終には洋杖ステツキで前の男の耳の後を撞突つつくが如き奇な事を演じ出す人も折節は世にある。それ等は皆氣の凝りを致した結果で、これも隨分困つたものである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
横に三畳の畳を隔てて、花房が敷居に踏み掛けた足の撞突とうとつが、波動を病人の体に及ぼして、微細な刺戟が猛烈な全身の痙攣けいれんいざない起したのである。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)