撞突とうとつ)” の例文
横に三畳の畳を隔てて、花房が敷居に踏み掛けた足の撞突とうとつが、波動を病人の体に及ぼして、微細な刺戟が猛烈な全身の痙攣けいれんいざない起したのである。
カズイスチカ (新字新仮名) / 森鴎外(著)