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撒
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さっ
ふりがな文庫
“
撒
(
さっ
)” の例文
一たび
懸崖
(
けんがい
)
に手を
撒
(
さっ
)
して絶後に蘇った者でなければこれを知ることはできぬ、即ち深く愚禿の愚禿たる
所以
(
ゆえん
)
を味い得たもののみこれを知ることができるのである。
愚禿親鸞
(新字新仮名)
/
西田幾多郎
(著)
這裡
(
しゃり
)
の消息を知ろうと思えばやはり
懸崖
(
けんがい
)
に手を
撒
(
さっ
)
して、
絶後
(
ぜつご
)
に再び
蘇
(
よみが
)
える
底
(
てい
)
の
気魄
(
きはく
)
がなければ駄目だ
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
聊
(
いささ
)
かも、変動しない、この心が、剣刃上の悟りではないか——剣刃上を行き、氷稜上を走る、階梯を渉らず、懸崖に手を
撒
(
さっ
)
す、この危い境地をくぐって、小太郎、この四明の上に於て、まさに
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
撒
漢検準1級
部首:⼿
15画
“撒”を含む語句
撒水
撒布
該撒
弥撒
荘厳弥撒
水撒
豆撒
撒散
撒水夫
撒里矢爾酸曹達
振撒
打撒
餅撒
綿撒糸
耶路撒冷
朝弥撒
撒砂
撒餌
撒銭仕候
撒銭
...