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搾
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し
ふりがな文庫
“
搾
(
し
)” の例文
年末のせいで、蝋
搾
(
し
)
めは一
槽
(
そう
)
しか立っていなかったが、
櫨
(
はぜ
)
の実を蒸す匂いは、いつものように、温かく小屋の中に流れていた。
次郎物語:01 第一部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
世界は次第に狭くなつて、やがては私を
搾
(
し
)
め殺しさうだつた。だが私は生きたかつた。生きたかつた! ——然るに、自己をなくしてゐた、即ち私は唖だつた。
我が生活
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
それから段々慾が増長し、御新造様のくすねた金を引出して、五両一の
下金貸
(
したかねかし
)
、貧乏人の喉を
搾
(
し
)
めて高利を貪り仕上げた身代、貯るほど
穢
(
きたな
)
くなる灰吹同前の貴公達の金だ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それに
伴
(
つ
)
れて、彼女の内心から
搾
(
し
)
め出される
膏脂
(
こうし
)
が皮膚につややかさを流した。彼女の皮膚が生れてはじめての不思議な滑らかさを
有
(
も
)
つた。処女が母性の肉体に花咲いた様だつた。
青いポアン
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
暗い冬の日が
梁
(
はり
)
や壁を
搾
(
し
)
めつけるやうに
暗い天候
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
搾
常用漢字
中学
部首:⼿
13画
“搾”を含む語句
搾取
搾取者
搾木
壓搾
圧搾空気
乳搾
搾出
圧搾
振搾
狭搾
空氣壓搾喞筒
牛乳搾取業者
油搾木
搾牀
空氣壓搾喞筒等
搾滓
身搾
錻力圧搾機
搾取手段
搾取力
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