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搗栗
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かちぐり
ふりがな文庫
“
搗栗
(
かちぐり
)” の例文
吉例により乾雲丸と坤竜丸を帯びた一、二番の勝者へ
鯣
(
するめ
)
搗栗
(
かちぐり
)
を祝い、それから荒っぽい手料理で
徹宵
(
てっしょう
)
の宴を張る。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
家でも正月だけは集まってこれを食べたと見えて、
干柿
(
ほしがき
)
・
榧
(
かや
)
・
搗栗
(
かちぐり
)
というような、今はお菓子といわない昔の菓子が、
三方折敷
(
さんぼうおしき
)
の上に
鏡餅
(
かがみもち
)
と共にかならず積みあげられる。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
おのづから干て
搗栗
(
かちぐり
)
となりてをる野の落栗の味のよろしさ
みなかみ紀行
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
昆布
(
こんぶ
)
は今でも関西地方の嗜好品として行われているが、
生
(
なま
)
で
榧
(
かや
)
・
搗栗
(
かちぐり
)
を食う人はもうなくなった。
熨鮑
(
のしあわび
)
のごときは、子供はもう食う物なりや否やをさえ知らぬ。多くの人は見たことも無いであろう。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
おのづから干て
搗栗
(
かちぐり
)
となりてをる野の落栗の味のよろしさ
みなかみ紀行
(新字新仮名)
/
若山牧水
(著)
“搗栗”の解説
搗栗(勝栗、かちぐり)は、栗の実から殻と渋皮を取り除いて乾燥させた保存食。延喜式では「搗栗子(かちぐり)」として記されている。
(出典:Wikipedia)
搗
漢検1級
部首:⼿
13画
栗
漢検準1級
部首:⽊
10画
“搗”で始まる語句
搗
搗臼
搗交
搗固
搗布
搗米屋
搗屋
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搗替
搗杵