トップ
>
拗
>
ねぢ
ふりがな文庫
“
拗
(
ねぢ
)” の例文
逆ふのでございませう。で、潔い貴方と、
拗
(
ねぢ
)
けた私とでは、始からお話は合はんのですから、それでお話を為る以上は、どうぞ何事もお
聞流
(
ききながし
)
に願ひます
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
たつた一つ取り残しておいた小さな
瓠
(
ひさご
)
が、引き
拗
(
ねぢ
)
られたままの蔓と一緒に棚にしがみついてゐて、折柄の風にその不相応に大きな尻を振つてゐるのだつた。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
記の
此処
(
こゝ
)
の文が妙に
拗
(
ねぢ
)
れて居るので、清宮秀堅は、将門の妻は殺されたのでは無くて
上総
(
かづさ
)
に
拘
(
とら
)
はれたので、九月十日になつて弟の
謀
(
はかりごと
)
によつて逃帰つたといふ事に読んでゐる。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
萬事母親讓りに出來て居る姉娘の
虚心
(
うつかり
)
したのは
虚心
(
うつかり
)
したままに
拗
(
ねぢ
)
けて行き
一家
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
私はそつと手を伸ばして葉隠れの梅の実の一つを
拗
(
ねぢ
)
つた。そしてそれを口に入れてみた。梅はそのむかし王戎の見た李のやうにたまらなく苦酸つぱかつた。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
拗
漢検1級
部首:⼿
8画
“拗”を含む語句
執拗
拗切
拗者
拗曲
悪執拗
蝋質撓拗性
拗音
拗身
拗捩
蝋質撓拗症
爪拗音
拗過
拗言
一拗
拗折
引拗
執拗無殘
執拗度
固拗