“蝋質撓拗症”の読み方と例文
読み方割合
フレキシビリタス・ツェレア100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうして、犯人が猶太ユダヤ人でなければ、あの時伸子に蝋質撓拗症フレキシビリタス・ツェレアを起させることが出来ただろうか。ある瞬間に伸子は、まるで彫像のように、硬直してしまったのだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
蝋質撓拗症フレキシビリタス・ツェレア⁉」それにはさしもの検事も、激しく卓子テーブルゆすって叫ばざるを得なくなった。「莫迦ばかな、君の詭弁も、度外どはずれると滑稽になる。法水君、あれは稀病中の稀病なんだぜ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)