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引拗
ふりがな文庫
“引拗”の読み方と例文
読み方
割合
ひきちぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきちぎ
(逆引き)
成斎はその節用集を抱へ込んで、
狗児
(
いぬころ
)
のやうに
鎮守
(
ちんじゆ
)
の社殿の下に潜り込んだ。そして節用集を読み覚えると、その覚えた
個所
(
かしよ
)
だけは紙を
引拗
(
ひきちぎ
)
つて食べた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ある時、香道の家元
蜂谷貞重
(
はちやさだしげ
)
が江戸に
下
(
くだ
)
つて来た。豊和は蜂谷の顔を見ると、
懐中
(
ふところ
)
から懐紙に包んだものを取出して、蜂谷が
生命
(
いのち
)
より
大切
(
だいじ
)
の鼻を
引拗
(
ひきちぎ
)
るやうにしてそれへ押しつけた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
引拗(ひきちぎ)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
拗
漢検1級
部首:⼿
8画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出