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拊
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はた
ふりがな文庫
“
拊
(
はた
)” の例文
今
(
いま
)
まで
其
(
その
)
上
(
うへ
)
について
暖
(
あたゝか
)
だつた
膝頭
(
ひざがしら
)
が
冷々
(
ひや/\
)
とする、
身體
(
からだ
)
が
濡
(
ぬ
)
れはせぬかと
疑
(
うたが
)
つて、
彼處此處
(
あちこち
)
袖
(
そで
)
襟
(
えり
)
を
手
(
て
)
で
拊
(
はた
)
いて
見
(
み
)
た。
仕事最中
(
しごとさいちう
)
、こんな
心持
(
こゝろもち
)
のしたことは
始
(
はじ
)
めてである。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お俊は
苛立
(
いらだ
)
ちて彼の
横膝
(
よこひざ
)
を続けさまに
拊
(
はた
)
きぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今までその上について
暖
(
あたたか
)
だった
膝頭
(
ひざがしら
)
が
冷々
(
ひやひや
)
とする、
身体
(
からだ
)
が
濡
(
ぬ
)
れはせぬかと疑って、
彼処此処
(
あちこち
)
袖
(
そで
)
襟
(
えり
)
を手で
拊
(
はた
)
いて見た。仕事最中、こんな
心持
(
こころもち
)
のしたことは始めてである。
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
拊
漢検1級
部首:⼿
8画
“拊”を含む語句
拊循
拊石