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押瞑
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おしつぶ
ふりがな文庫
“
押瞑
(
おしつぶ
)” の例文
また余りの
静
(
しずか
)
さに、自分の
身体
(
からだ
)
が消えてしまいはせぬか、という懸念がし出して、
押瞑
(
おしつぶ
)
った目を夢から覚めたように
恍惚
(
うっとり
)
と、しかも
円
(
つぶら
)
に開けて、
真直
(
まっすぐ
)
な燈心を
視透
(
みす
)
かした時であった。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と思ふと、両親の顔や弟共の声、馬の事、友達の事、草刈の事、水汲の事、生れ故郷が
詳
(
つまび
)
らかに思出されて、お定は
凝
(
じつ
)
と涙の目を
押瞑
(
おしつぶ
)
つた儘、『
阿母
(
あツばあ
)
、許してけろ。』と胸の中で繰返した。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
瞑
漢検1級
部首:⽬
15画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上