手続てつゞき)” の例文
旧字:手續
午前ひる少しく前のほど、用人の死骸を発見みいだしたる者ありて、上を下へとかへせしが、主人は少しも騒ぐ色なく、「手討てうちにしたり」とばかりにて、手続てつゞきを経てこと果てぬ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
梅子は其晩代助に向つて、平生いつも手続てつゞきかへしたあとで、んな事を云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)