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手向
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たむく
ふりがな文庫
“
手向
(
たむく
)” の例文
遠くも無い寺
参
(
まいり
)
して御先祖様の墓に
樒
(
しきみ
)
一束
手向
(
たむく
)
る
易
(
やす
)
さより孫娘に
友禅
(
ゆうぜん
)
を
買
(
かっ
)
て
着
(
きせ
)
る苦しい方が
却
(
かえっ
)
て
仕易
(
しやす
)
いから不思議だ、損徳を
算盤
(
そろばん
)
ではじき出したら
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
死骸葬り得さすべしと
仰有之候
(
おほせこれありそろ
)
に付、
則
(
すなはち
)
菩提所傳通院寺中昌林院へ
埋
(
うづ
)
め、今猶墳墓あれども、一華を
手向
(
たむく
)
る者もなし、僅に番町邊の人一人正忌日にのみ參詣すと云ふ
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
今夜
(
こよひ
)
は四十九日の待夜なれど、世にすてられしかなしさは
誰
(
たれ
)
ありて
一掬
(
ひとすくひ
)
の水だに
手向
(
たむく
)
る人なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
独り
手向
(
たむく
)
る
閼伽
(
あか
)
の
水
(
みづ
)
寡婦の除夜
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“手向”で始まる語句
手向山
手向草