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所存
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つもり
ふりがな文庫
“
所存
(
つもり
)” の例文
私は長崎を
出立
(
しゅったつ
)
して中津に帰る
所存
(
つもり
)
で
諫早
(
いさはや
)
まで参りました処が、その途中で
不図
(
ふと
)
江戸に
行
(
ゆ
)
きたくなりましたから、是れから江戸に参ります。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「実用向きで何の用に立つのか」という
所存
(
つもり
)
であろう。それに答えるのも、ファラデーの場合にはむずかしくはない。
ファラデーの伝:電気学の泰斗
(新字新仮名)
/
愛知敬一
(著)
その事は言うに忍びないけれども、どうも本当の事を言うて置かないと訳が分らんからよい事はよい、悪い事は悪い、当り前の事実を述べて置く
所存
(
つもり
)
です。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
「かかる夜陰に、何の
所存
(
つもり
)
でまいったか、——会うてとらせる。あちらに待たせて置け」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
いかさま怪しからん人体でした。あのまま見遁して置くお
所存
(
つもり
)
ですか、「なあにこれから
彼奴
(
あいつ
)
を突止めるのです。この病人は及ばぬまでも手当を厚くして下さい。誠に可哀相な者ですから。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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賄代
(
まかないだい
)
の
抵当
(
かた
)
に着物があるじゃないか。このお方はお侍じゃ、貴様達を
騙
(
だま
)
す
所存
(
つもり
)
ではないように見受ける。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
扨
(
さて
)
鉄屋、
乃公
(
おれ
)
は長崎を出る時は中津に帰る
所存
(
つもり
)
であったが、是れから中津に帰るは
忌
(
いや
)
になった。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“所存”の意味
《名詞》
所存(しょぞん)
心に思っている事柄。考え。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
存
常用漢字
小6
部首:⼦
6画
“所”で始まる語句
所謂
所以
所
所詮
所為
所作
所業
所在
所々
所有