おそ)” の例文
いとも易々やすやすと、一つの美しき魂を奪去うばいさった「犯人」の手ぎわには、嫉妬に似たおそろしさを覚えるのであった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
どれほどそれを書く手のまた、おそろしく慄えて止まなかったことだろう。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)