“慳(かだま)” の例文
さても富みて驕(おご)らぬは大聖(おほきひじり)の道なり。さるを世の悪(さがな)きことばに、三六富めるものはかならず慳(かだま)し。
五三仏菩薩の教(をしへ)の広大なるをもしらず、愚かなるまま、五四慳(かだま)しきままに世を終るものは、其の五五愛慾邪念の五六業障(ごふしやう)に攬(ひ)かれて、或は五七故(もと)の形(かたち)をあらはして恚(いかり)を報(むく)い
夫(をつと)のおのれをよく脩(をさ)めて九教へなば、此の患(うれひ)おのづから避(さ)くべきものを、只一〇かりそめなる徒(あだ)ことに、女の一一慳(かだま)しき性(さが)を募(つの)らしめて、其の身の憂(うれひ)をもとむるにぞありける。