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態度
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そぶり
ふりがな文庫
“
態度
(
そぶり
)” の例文
「それはそうでございますけれど、でも、父は一度も、そういうことを申したこともございませんし、
態度
(
そぶり
)
に見せたこともございません」
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
暫らくその儘の歩調であるいて行ったが、直ぐ男が引っ返して来ることを期待するかのように、それとなく足を緩めて、待ち合わせるような
態度
(
そぶり
)
を示した。
消えた花婿
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
しかし
彼時
(
あのとき
)
親類共の
態度
(
そぶり
)
が
余程
(
よッほど
)
妙だった。「何だ、馬鹿
奴
(
め
)
! お先真暗で夢中に騒ぐ!」と、こうだ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
それと共に、母の小言などは
屁
(
へ
)
とも思はぬ
態度
(
そぶり
)
やら、赤黒い顔、強さうな肥つた体、巡査、鉄砲、雁の血、などが一緒になつて、何といふ事もなく叔父を
畏
(
おそ
)
れる様な心地になつた。
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
対手
(
あいて
)
の
態度
(
そぶり
)
によって島田の女も小さな
河豚
(
ふぐ
)
のような眼をやったが、これも気もちの悪い物でも見たと云うようにして、すぐ眼を
反
(
そ
)
らして対手の視線を追いながら
嘲
(
あざけ
)
るような笑いを見せあった。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
そして、安兵衛をはじめ姉のおこよにも堅くいい含めて、二階に得体の知れない浪人の怪我人がいることなどは、口外はもちろん
態度
(
そぶり
)
にも見せないようにさせていた。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
態
常用漢字
小5
部首:⼼
14画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“態”で始まる語句
態
態々
態〻
態勢
態姿
態態
態様
態色
態裁
態面