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惡戯
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わるさ
ふりがな文庫
“
惡戯
(
わるさ
)” の例文
新字:
悪戯
振り返ると、三十前後の、苦味走つた男、
小博奕
(
こばくち
)
から小格子あさり、渡り中間の
惡戯
(
わるさ
)
は、ピンからキリまで卒業したらしい男です。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ねえ!——もつと
澤山
(
たくさん
)
惡戯
(
わるさ
)
を
教
(
をし
)
へてやつたもの!
復
(
ま
)
た
大
(
おは
)
きくならなければならないのだが!しかし——
何
(
ど
)
うしたら
可
(
い
)
いでせう?
屹度
(
きつと
)
何
(
なに
)
か
食
(
た
)
べるか
飮
(
の
)
むかすれば
可
(
い
)
いに
違
(
ちが
)
ひないわ
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「文公、六助、久太——又
惡戯
(
わるさ
)
か。いくら貰つたか知らないが、止せ/\、そいつは人殺しの片棒だ。
迂濶
(
うくわつ
)
に
擔
(
かつ
)
ぐと命がねえぞ」
銭形平次捕物控:056 地獄から来た男
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
惡戯
(
わるさ
)
をしたのは鼠ですよ、親分さん。近頃の鼠はそりやタチが惡いから、壁でも板戸でもすぐ喰ひ破りますよ」
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お前の言ふことは、相變らず途方もないよ。ところで、その
惡戯
(
わるさ
)
をした奴の見當くらゐはついたのか」
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
當り前だ。こいつは
惡戯
(
わるさ
)
にきまつてゐるぢやないか。字は恐ろしく下手だが、わざと下手ツ糞に書いたのだよ——
釣筆
(
つりふで
)
と言つてな、天井から絲で筆を吊つて、紙の方を
銭形平次捕物控:129 お吉お雪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手落も罪もなくて
暇
(
ひま
)
になる腹いせに、ちよいとそんな
惡戯
(
わるさ
)
をしたが、相手が父親の妾だけに、判りきつて居ても、お秀さんとかいふお孃さんの口からは騷ぎ出せない。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「まア、何といふ事だらう。この間つからの不氣味な
惡戯
(
わるさ
)
が私の
仕業
(
しわざ
)
だとでも言ふのかい」
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その楊弓と半弓の名人で半九郎と申すものがやつた
惡戯
(
わるさ
)
とわかりました。お心當りは?」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これも狼連の
遠吠
(
とほぼえ
)
や
惡戯
(
わるさ
)
に脅えて、尻をモヂモヂさして居るから、何時飛出すかわからない、お願ひだから來て泊つてくれ、決して親分を困らせるやうなことはしないからと——
銭形平次捕物控:281 用心棒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
仕置
(
しおき
)
のある度に、何か嫌がらせな
惡戯
(
わるさ
)
をした事を思ひ付いて、この三年の間に、笹野新三郎の手掛けた事件で、無理な罪に落された者はないかと、いろ/\調べて見ましたが
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「憎い野郎ですね、親分。そんな
惡戯
(
わるさ
)
をして、若い者を二人まで殺しやがつて——」
銭形平次捕物控:233 鬼の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この髷切りの
惡戯
(
わるさ
)
は、一ヶ月ほど前から始まつたことですが、月のない眞つ暗な晩に限つて、新鳥越から
衣紋坂
(
えもんざか
)
にいたる、
所謂
(
いはゆる
)
土手八丁と言はれた日本堤で、何者とも知れぬ怪人に襲はれ
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「多分死にましたよ、
放
(
ほ
)
つて置きませう。親が無實で死んだと思ひ込んで居るんですから、可哀想ぢや御座いませんか——それに、あの兄弟は二度とあんな
惡戯
(
わるさ
)
をする氣づかひはありませんよ」
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「念入りな
惡戯
(
わるさ
)
だな」
銭形平次捕物控:277 和蘭の銀貨
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
惡
部首:⼼
12画
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
“惡戯”で始まる語句
惡戯者
惡戯好
惡戯口
惡戯盛
惡戯氣分