“悪名”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡名
読み方割合
あくみょう76.9%
あくみやう15.4%
おめい7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしのように四十年間、悪名あくみょうばかり負っているものには、他人の、——殊に幸福らしい他人の不幸は、自然と微笑を浮ばせるのです。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
尤も模倣などと放言すると、忽ち非難を蒙るかも知れない。現に「模倣に長じた」と云ふ言葉は日本国民にかぶらせる悪名あくみやうの代りに使はれてゐる。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
貴様がした通りの事を、自分でしたように思い込ませられて、貴様の一生涯の悪名おめいを背負い込ませられて、地獄のドン底に落ち込ませられかけていたんだぞ。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)