“あくみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪名100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるを手前から疑念を掛けられ、悪名あくみょうを附けられ、はなはだ迷惑致す、貴様は如何いかゞ致す積りか
たちまち内務省からは風俗壊乱、発売禁止、本屋からは損害賠償の手詰てづめの談判、さて文壇からは引続き歓楽に哀傷に、放蕩に追憶と、身に引受けた看板のきずに等しき悪名あくみょうが、今はもっけのさいわい
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
人さまにゃアあんなもんをどうなッてもよさそうに思われるだろうけれども、親馬鹿とはうまく云ッたもンで、あんなもんでも子だと思えば、有りもしねえ悪名あくみょうつけられて、ひょッと縁遠くでもなると
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)