“息喘(いきせ)” の例文
頼朝、実平だけを残して、あらましは皆、落ちのびて行った頃、乱軍の中で見失った飯田五郎が、息喘(いきせ)いて、追いついて来た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乃(そこ)で皆(みン)な息喘(いきせ)きながら其周圍(そのしうゐ)へ集(あつま)つて來(き)て、『だが、誰(だれ)が勝(か)つたの?』と各自(てんで)に訊(き)きました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
これは、ゆうべから里へ出て、敵の情勢をさぐって帰った勝頼の側衆(そばしゅう)小原丹後(おはらたんご)が息喘(いきせ)いて今朝告げて来たことである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)