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性急
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せいきゅう
ふりがな文庫
“
性急
(
せいきゅう
)” の例文
中村警部が、
性急
(
せいきゅう
)
にたずねました。ほかの人たちも、総監をはじめ、じっと名探偵の顔を見つめて、返事を待ちかまえています。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
廃盤にしたのは、
性急
(
せいきゅう
)
であった。ほかにフリートマンやモイセイヴィッチのがあるがたいしたことはない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
早稲
(
わせ
)
から米になって行く。
性急
(
せいきゅう
)
に
百舌鳥
(
もず
)
が鳴く。日が短くなる。
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
が夕日の空に数限りもなく乱れる。柿が好い色に照って来る。ある寒い朝、
不図
(
ふと
)
見ると富士の北の
一角
(
いっかく
)
に白いものが見える。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「そこに実は迷っている」と帆村は煙草をスパスパ
性急
(
せいきゅう
)
に吸った。
ゴールデン・バット事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「帆村君を願います」
性急
(
せいきゅう
)
な声が聞えた。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“性急”の意味
《名詞・形容動詞》
せっかちなこと。気が短いこと。また、そのさま。
物事の進みが急でゆとりのないこと。また、そのさま。
(出典:Wiktionary)
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
“性”で始まる語句
性
性質
性根
性分
性懲
性来
性悪
性癖
性情
性來