トップ
>
思定
>
おもひさだ
ふりがな文庫
“
思定
(
おもひさだ
)” の例文
役者か芸人になりたいと
思定
(
おもひさだ
)
めたが、その望みも
遂
(
つひ
)
に
遂
(
と
)
げられず、
空
(
むな
)
しく
床屋
(
とこや
)
の
吉
(
きち
)
さんの幸福を
羨
(
うらや
)
みながら、毎日ぼんやりと目的のない時間を送つてゐるつまらなさ
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
かく又案じ煩へる彼の
面
(
おもて
)
も
自
(
おのづか
)
ら
俯
(
うつむ
)
きぬ。問はずして知るべきにあらずと
思定
(
おもひさだ
)
めて、再び内を
差覗
(
さしのぞ
)
きけるに、宮は猶打俯してゐたり。
何時
(
いつ
)
か落ちけむ、
蒔絵
(
まきゑ
)
の
櫛
(
くし
)
の
零
(
こぼ
)
れたるも知らで。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣