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忍竹
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しのぶ
ふりがな文庫
“
忍竹
(
しのぶ
)” の例文
それは
不弥
(
うみ
)
の国から引き上げて来た
奴国
(
なこく
)
の
兵士
(
つわもの
)
たちの明りであった。訶和郎と香取は
忍竹
(
しのぶ
)
を連ねた
簀垣
(
すがき
)
の中に身を
潜
(
ひそ
)
めて、彼らの近づくのを待っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
大兄の
哄笑
(
こうしょう
)
は
忍竹
(
しのぶ
)
を連ねた
瑞籬
(
みずがき
)
の横で起ると、
夕闇
(
ゆうやみ
)
の微風に揺れている
柏
(
かしわ
)
の
棖
(
ほこだち
)
の傍まで続いていった。卑弥呼は
染衣
(
しめごろも
)
の
袖
(
そで
)
を
噛
(
か
)
みながら、遠く松の茂みの中へ消えて行く大兄の姿を見詰めていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
“忍”で始まる語句
忍
忍耐
忍辱
忍冬
忍術
忍返
忍坂
忍足
忍草
忍入