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必定
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きつと
ふりがな文庫
“
必定
(
きつと
)” の例文
そればかりでは無い、
必定
(
きつと
)
また人のことを何とかかんとか——あゝ、あゝ、
素性
(
うまれ
)
が素性なら、誰が彼様な男なぞの身の上を羨まう。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
成程
(
なるほど
)
こんな
談
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
ると
腹
(
はら
)
が
空
(
す
)
いたやうでもある。まして
沈默家
(
ちんもくか
)
の
特長
(
とくちやう
)
として
義母
(
おつかさん
)
も
必定
(
きつと
)
さうだらうと
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
奈何
(
どう
)
考へて見ても、其様な量見を起す和尚さんでは無い
筈
(
はず
)
です。
必定
(
きつと
)
、奈何かしたんです。まあ、気でも
狂
(
ちが
)
つて居るに相違ないんです。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
先づ第一に
叔母様
(
をばさん
)
などは東京を
如何
(
どんな
)
にか賑かな処と思つて、そろ/\と自分の眼で自分の景色を
形
(
つく
)
つて居なさるだらうが、実地見ると
必定
(
きつと
)
その想像の違つて居たことに驚かれるだらうと思ふ。
夜の赤坂
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『では、君、斯う言つたら——これはまあ
是限
(
これぎ
)
りの御話なんですがね、
必定
(
きつと
)
瀬川君は斯の学校を取らうといふ野心があるに
相違
(
ちがひ
)
ないんです。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
『
必定
(
きつと
)
金貸
(
かねかし
)
か
何
(
なん
)
かですよ。』
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“必定”の意味
《名詞》
必 定(ひつじょう)
必ずそうなると決まっていること。
必ず成仏すると定まること。
《形容動詞》
必 定(ひつじょう)
きっと。必ず。
(出典:Wiktionary)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“必定”で始まる語句
必定也
必定々々