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心臓
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むね
ふりがな文庫
“
心臓
(
むね
)” の例文
旧字:
心臟
箱の内は何ぞ。
莎縄
(
くぐなわ
)
を解けば、なかんずく好める
泡雪梨
(
あわゆき
)
の大なるとバナナのあざらけきとあふるるまでに満ちたり。武男の
心臓
(
むね
)
の鼓動は急になりぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
自分の
膚
(
はだ
)
に手を触れて、
心臓
(
むね
)
をしつかと
圧
(
おさ
)
へた折から、
芬々
(
ぷんぷん
)
として
薫
(
にお
)
つたのは、
橘
(
たちばな
)
の
音信
(
おとずれ
)
か、あらず、仏壇の
香
(
こう
)
の
名残
(
なごり
)
か、あらず、ともすれば風につれて、随所
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
誰に
心臓
(
むね
)
を射ぬかれたのか、ちゃんと分っているなどと言って冷かした。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
時次郎は
熟
(
とっく
)
と
検
(
けん
)
し、「うむ、
心臓
(
むね
)
に
小刀
(
ナイフ
)
が。……」言懸けて照子を
視
(
み
)
れば、
眦
(
まなじり
)
釣って顔色
蒼
(
あお
)
く、唇は
戦
(
わなな
)
けり。召したる薄色の羽織の片袖
血潵
(
ちしぶき
)
を浴びて
紅
(
くれない
)
の
雫
(
しずく
)
滴る。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“心臓”の解説
心臓(しんぞう)とは、血液循環の原動力となる器官のこと。血液循環系の中枢器官のこと。
(出典:Wikipedia)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
臓
常用漢字
小6
部首:⾁
19画
“心臓”で始まる語句
心臓麻痺
心臓病
心臓痲痺
心臓形
心臓部