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微見
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ほのみ
ふりがな文庫
“
微見
(
ほのみ
)” の例文
路は暫し
松林
(
しようりん
)
の間を
穿
(
うが
)
ちて、
茅屋
(
ばうおく
)
村舍の上に
靡
(
なび
)
ける細き烟のさながら
縷
(
る
)
の如くなるを
微見
(
ほのみ
)
つゝ、次第に
翠嵐
(
すゐらん
)
深き處へとのぼり行きしが
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
余に希望の
光
(
ひかり
)
微見
(
ほのみ
)
えしにあらず、余は刻一刻死の場所に近づきつつあるなり、船は瞬間も休まず地球の果に向って走りつつあるなり、ああこの船の行着く先はいずくぞ
南極の怪事
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
宮は
打笑
(
うちゑ
)
みつ。されども例の
可羞
(
はづか
)
しとにはあらで
傍痛
(
かたはらいた
)
き余を
微見
(
ほのみ
)
せしやうなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“微”で始まる語句
微笑
微
微塵
微風
微行
微妙
微暗
微酔
微醺
微温