“ほのみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仄見84.2%
微見15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は今靜かに坐つてゐるけれども、その鼻孔びこう、その口、その額の邊りに、焦立いらだちか頑固か熱情か、その何れかを表示するものが仄見ほのみえるやうな氣がした。
遠いタダの知人にはすこぶ慇懃いんぎんな自筆の長手紙ながてがみを配るという処に沼南の政治家的面目が仄見ほのみえる心地がする。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
宮は打笑うちゑみつ。されども例の可羞はづかしとにはあらで傍痛かたはらいたき余を微見ほのみせしやうなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)