“循環(めぐ)” の例文
然(しか)しながら假令(たとひ)どうでも噺聲(はなしごゑ)が聞(きこ)えて青(あを)い煙(けぶり)が立(た)つて居(ゐ)れば、僅(わづか)でも血(ち)が循環(めぐ)つて居(ゐ)るものゝやうに活(い)きて見(み)えるのであるが
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
催す気配はない。——自然の雨気が循環(めぐ)ッても来ぬものを、いかに建水分(たけみくまり)ノ神でも、雨を降らせようがあるまいに、と腹を
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゑゝお蝶め其でも血が循環(めぐ)つて居るのか頭上(あたま)に鼬(いたち)花火載せて火をつくるぞ、さあ歌へ、ぢやん/\と遣れ、小兼め気持の好い声を出す、あぐり踊るか、かぐりもつと跳ねろ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
猪口(ちょく)は巴と廻せ廻せ、お房外見(みえ)をするな、春婆大人ぶるな、ええお蝶めそれでも血が循環(めぐ)って居るのか頭上(あたま)に鼬花火(いたちはなび)載せて火をつくるぞ、さあ歌え、じゃんじゃんとやれ、小兼め気持のいい声を出す
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)