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御法
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ごほう
ふりがな文庫
“
御法
(
ごほう
)” の例文
源「恐入ります、
併
(
しか
)
し手前は町人の事にて
何
(
なん
)
の
弁
(
わきま
)
えもございませぬが、何の罪もない者に重罪を申付くるという
御法
(
ごほう
)
がございましょうか」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御法
(
ごほう
)
によって
男女
(
ふたり
)
とも、生きながらの
曝
(
さら
)
し者となり、
鰒
(
ふぐ
)
食
(
く
)
ったむくいとはいえ、
浮名
(
うきな
)
というには、あまりにもひどい人の目や指にとり巻かれている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もう問答は無用だ。この十手は、壁辰という左官屋の手にあるんじゃアねえ。お上の
御法
(
ごほう
)
だ。神妙にしろッ!」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「うむ、一党残らず死ぬ覚悟で乗りこむのだ。たといその場で討死せいでも、天下の
御法
(
ごほう
)
に
背
(
そむ
)
いて高家へ斬りこむ以上、しょせん生きては
還
(
かえ
)
られぬ。だがな」
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
「こうなっては仕方がない。幸之助、尋常に曳かれて行って、
御法
(
ごほう
)
の通りになれ」
半七捕物帳:69 白蝶怪
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
新「へえ
粗忽
(
そこつ
)
の浪士萩原新三郎と申します、白翁堂の書面の通り、
何
(
なん
)
の因果か死霊に悩まされ
難渋
(
なんじゅう
)
を致しますが、貴僧の
御法
(
ごほう
)
を
以
(
もっ
)
て死霊を退散するようにお願い申します」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“御法”の解説
「御法」(みのり)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第40帖。巻名は、紫の上が花散里に詠んだ和歌「絶えぬべき御法ながらぞ頼まるる世々にと結ぶ中の契りを」に因む。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“御法”で始まる語句
御法度
御法体
御法主
御法事
御法令
御法会
御法則
御法川
御法度物